アンジェリカ

心を落ち着かせるエキゾチックな香り

アンジェリカは古来、教会の神秘的な儀式に利用され、「エンジェルグラス(天使の草)」が名前の由来となっています。原料となる植物は、エンジェルが秘めている力を人間に教えてくれたという言い伝えから「アンジェリカ」という名前がついたという説があります。
心を落ち着かせて力を与えてくれるため、「不安と力の精油」と呼ばれることがあります。抗ウイルス作用があり、ロンドンで疫病が流行した際には、王室の処方薬として使われたといわれています。ジャコウのような甘い香りで、シャルトルーズやベネディクティンなど、フランスの有名なリキュール類の香りづけにも利用されています。

アンジェリカ写真1アンジェリカ写真2アンジェリカ精油写真3

アンジェリカのデータ

学 名
Angelica archangelica
英 名
Angelica
科 名
セリ科
抽出部分
種子
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
ベルギー、オランダ、ドイツ、ハンガリー
主成分
1.8-シオネール、フェランドレン、ピネン、ミルセン、リモネン
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
ぬくもりのある甘い香り
ノート
ベース
使用上の注意
光毒性があるため、肌につけたらしばらくは直接紫外線に当たらないこと。刺激が強いため、肌の弱い人は十分に注意し、妊娠中は使用を避けること。

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アンジェリカの効果・効能

主な作用

強肝作用、強壮作用、去たん作用、駆風作用、健胃作用、抗ウイルス作用、催淫作用、刺激作用、鎮けい作用、通経作用、発汗作用、利尿作用

心への作用

強壮・鎮静・精神安定作用などにより、ストレスをやわらげます。

ストレス・精神疲労

身体の作用

去たん・鎮咳・抗炎症作用などにより、呼吸器系の不調をやわらげます。強壮作用などにより、疲労を回復させます。

風邪・せき、のどの痛み・体内の毒素の排出・消化不良せん・胃痛、仙痛、潰瘍などの痛み・食欲不振・膀胱炎・リウマチ、関節炎・頭痛、偏頭痛、歯痛・月経不順・月経痛・更年期障害

肌への働き

代謝促進作用などにより、肌の疲れをいやし透明感を与えます。

肌細胞の再生を促す・くすみ

おすすめの利用法

芳香浴、マッサージ

相性のよい精油

ベチバー、クラリセージ、カモミール・ローマン

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