プチグレン

鎮静作用のあるフルーティな香りの精油

ウッディーな香りと柑橘系のさわやかさ、フローラルな甘さが絶妙にミックスされたプチグレンの精油は、ややドライで親しみやすい香りがします。精油には同じ木の花から抽出されるネロリに似た働きがあり、怒りやパニックを鎮め、落ち込んだ気分をいやす作用があるといわれています。不安や落ち込みで夜寝つけないとき、ベッドサイドやアロマバスにこの香りを用いると、効果があります。プチグレンとは[小さな粒]いう意味で、もともと葉からではなく、オレンジの小さく未熟な実から抽出されていたことに由来します。この精油はオレンジからだけでなく、レモンやマンダリン、クレメンタインの果皮からも抽出されています。香りが微妙に違ってくるので、それぞれ試してみるのもおもしろいでしょう。

プチグレン写真1プチグレン写真2プチグレン精油写真

プチグレンのデータ

学 名
Citrus aurantium
英 名
Petitgrain
科 名
ミカン科
抽出部分
葉と若い小枝
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
フランス、イタリア、スペイン、モロッコ
主成分
酢酸リナリル、リナロール、リモネン、ネロール、ネロリドール
香りのタイプ
樹木系
香りの特徴
ウッディでフルーティな香り
ノート
ベース
使用上の注意
車の運転や仕事、勉強など、集中力を要する場合は使用を避ける。

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プチグレンの効果・効能

主な作用

抗うつ作用、鎮けい作用、鎮静作用、デオドラント作用

心への作用

副交感神経に働きかけて自律神経を調整する効果があり、心のバランスを取りたいときに有効です。責任のある仕事を任されたときなど、不安とプレッシャーの大きいときに、気持ちを落ち着かせて乗り越える自信を取り戻させる効果があります。中枢神経を抑制するので、不眠の改善にも効果的です。

ストレス ・リフレッシュ神経衰弱・うつ・リフレッシュ・不眠

身体の作用

精神面に働きかける作用が強く、特にストレス性の不調に効果を発揮します。消化不良や胃痛、下痢、便秘、動悸や不整脈、高コレステロール血症にも有効です。自律神経を調整する作用や免疫賦活作用もあるので、アレルギー性のせきやぜん息を改善するのにも役立ちます。

呼吸器系の感染症全般・筋肉のけいれん・抵抗力を高める・消化不良

肌への働き

皮脂分泌を調整する作用があり、にきびなどの脂性肌の悩みを改善します。皮膚組織を活性化する作用もあり、しみを予防したり、にきびや傷を早くきれいに治す効果も期待できます。また、頭皮のケアにも向いており、脂っぽさやフケを抑えるのにも有効です。

ニキビ・吹き出物・おでき

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

柑橘系とブレンドすると、香りに深みが出ます。オリエンタル系との相性もよく、安眠にはベチバーやパチュリがおすすめです。ラベンダーやパルマローザなど、花の甘さを持つさわやかな香りともよく合います。リフレッシュ効果を強めるには、ローズマリーやシダーウッド・アトラスなどすっきりした香りブレンドします。

特に合う精油

パルマローザ、ベチバー、パチュリ

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