ローズオットー

「精油の女王」と呼ばれる女性のための精油

ローズオットーは、ダマスクローズを原料に水蒸気蒸留法によって得られた精油のことで、「精油の女王」と呼ばれるほどエレガントでゴージャスな香りが特徴です。その繊細な香りは、極めて複雑な成分構成から生み出され、わかっているだけでも300種以上という微量成分の数々が、その香りと作用を非常に独特なものにしています。作用や用途もローズアブソリュートと同じく女性に関わるものが多く、香り、作用ともに「女王」の名にふさわしい女性のための精油といえます。
1gを採るのに2000個ものバラの花が必要といわれる、非常に高価な精油です。中世ヨーロッパの貴族たちも、若々しく美しい肌を保つために愛用していたといわれます。スキンケアやトリートメント、アロマバスにはローズアブソリュートより、こちらのほうがおすすめです。

ローズオットー写真1ローズオットー写真2ローズオットー精油写真

ローズオットーのデータ

学 名
Rosa damascena
英 名
Rose otto
科 名
バラ科
抽出部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
トルコ、モロッコ、フランス、ブルガリア
主成分
ゲラ二オール、シトロネロール、フ工ニルエチルアルコール、ネロール
香りのタイプ
フローラル系
香りの特徴
甘みと深みのある、しっかりとしたバラの香り。わずかにスパイシーさを含む
ノート
ベース
使用上の注意
香りや作用が強く、持続性が高いので、高濃度で使用しないこと。妊娠初期は使用を避ける。

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ローズオットーの効果・効能

主な作用

緩下作用、強壮作用、抗うつ作用、催淫作用、細胞成長促進作用、収れん作用、消炎作用、鎮静作用、通経作用、ホルモン様作用、利尿作用

心への作用

鎮静作用があるので、不安やショックで不安定になった情緒を安定させるのに有効です。傷ついた心をやさしく包み込むような効果があり、落ち込んだ気分をゆっくりと癒してくれます。

うつ・緊張の緩和・ストレス・不眠・リラックス

身体の作用

子宮を強壮し、ホルモンバランスを調整する作用があるので、月経周期を整えたり、月経痛やPMS、更年期障害の症状を緩和するのに役立ちます。血液を浄化する作用や強肝作用などもあり、花粉症や二日酔いにも有効です。

気管支炎・せき、のどの痛み・便秘・尿の出をよくする・血液をきれいにする・神経痛、関節炎・月経不順・PMS・性欲を高める・冷感症、インポテンツ・神経痛、関節炎

肌への働き

肌のアンチエイジングに優れた精油。脂性肌にも乾燥肌にも使えます。肌細胞の成長を促進する働きがあり、しわやしみ、傷跡などを目立たなくするほか、肌をやわらかくして潤いを与える作用もあるので、肌の弾力や潤いを取り戻すことができます。敏感肌や子供への使用も比較的安全です。

皮膚炎・肌細胞の再生を促す・老化防止・乾燥肌・敏感肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

女性の悩みに効果のあるクラリセージとのブレンドや、香りにさわやかさを加えてくれるオレンジ・スイートとのブレンドもおすすめです。ベルガモットや、カモミール・ローマンともよく合います。

特に合う精油

パチュリ、ベルガモット、サンダルウッド、クラリセージ、クラリセージ

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