ペパーミント

心と身体に効くミントの強い精油

お菓子や歯磨き粉など、さまざまなものの香りづけに使われているペパーミント。スペアミントとウォーターミントの交配種で、湿気のある気候を好む多年草です。古代ローマ人はこの植物の解毒作用を信じており、宴会の際にはペパーミントで編んだ冠をかぶっていたといわれています。精油は、非常に強いメントールの香りがします。呼吸器の感染症や消化の促進、鎮痛作用など多くの効能があります。ミントの中でも非常に強い精油なので、量や濃度などに十分注意しましょう。

ペパーミント写真1ペパーミント写真2ペパーミント精油写真2

ペパーミントのデータ

学 名
Mentha piperita
英 名
Peppermint
科 名
シソ科
抽出部分
葉と花の咲いた先端部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
イギリス、イタリア、アメリカ、オーストラリア
主成分
メントール、メントン、イソメントン、1.8-シオネール
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
ミントの強くてすっきりとした、爽やかな香り
ノート
トップ
使用上の注意
妊娠中、授乳中の使用を避ける。刺激が強いので、使用量、濃度に注意すること。

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ペパーミントの効果・効能

主な作用

強心作用、去たん作用、解熱作用、健胃作用、刺激作用、収れん作用、消炎作用、頭脳明晰作用、制吐作用、鎮けい作用、鎮痛作用、通経作用

心への作用

脳に刺激を与えるので、眠けを覚まして東をすっきりさせ、集中力を高める効果があります。神経を冷却する性質もあるので、怒っているときやヒステリーを起こしたときなど、精神が高ぶっているときにも効果を発揮します。強壮作用があり、精神疲労などにも有効です。

頭をすっきり明快にする・ストレス・リフレッシュ・時差ボケ

身体の作用

刺激作用があり、吐き気を緩和して胃腸の調子を整える効果があるので、乗り物酔いや二日酔いなどにも優れた効果を発揮します。鎮痛作用があるので、頭痛などの症状緩和にも有効です。呼吸器のトラブルにも効果的で、特に鼻づまりを解消する働きがあるので、花粉症や風邪のときにもおすすめです。

消化不良・吐き気・感染症時の室内清浄・風邪、インフルエンザ・感染症などによる発熱・頭痛、偏頭痛・膀胱炎・ねんざ、打撲・乗り物酔い・子宮の強壮・生理を起こさせる・月経痛

肌への働き

炎症やかゆみを鎮める働きがあるだけでなく、軽い麻酔作用や冷却作用もあります。特に日焼け後のケアや、虫刺され後のケアにも効果を発揮します。脂性肌にも向いており、ニキビケアをしたり、頭皮の脂っぽさを解消したりするのにも有効です。

肌を引き締める・かゆみ・水虫、虫刺され・脂性の肌と髪

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

ティートリーやユーカリなど、清涼感のある香りと相性がよいです。サイプレスとのブレンドは、イライラした心を落ち着かせます。集中力や記憶力を高めるにはレモンとの組み合わせがおすすめです。

特に合う精油

マンダリン、ラベンダー、パイン

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