ジャスミン

甘美な香りでマタニティーブルーにも効果的な精油

ジャスミンは小さな花をたくさん咲かせる低木です。この花から抽出される精油は非常に希少かつ高価で、特にフランス産のものが上質とされています。愛の花として結婚式に用いられたり、催淫作用があることでも知られています。ジャスミンは古くから人々を魅了し、「香りの王」とも呼ばれています。花の香りが落ち込んだ気持ちや深い悲しみをやわらげ、自分自身を取り戻す助けになってくれまも出産後のマタニティーブルーにも効果があるといわれています。

ジャスミン写真1ジャスミン写真2ジャスミン精油写真

ジャスミンのデータ

学 名
jasminum grandiflorum
英 名
Jasmine
科 名
モクセイ科
抽出部分
抽出方法
溶剤抽出法
主産地
インド、モロッコ、フランス、エジプト
主成分
酢酸ベンジル、ジャスモン、リナロール、インドール
香りのタイプ
フローラル系
香りの特徴
甘美なフローラル調の香り
ノート
ベース
使用上の注意
集中力が必要なときや妊娠中は、使用を避けること。手や衣服につくと香りが消えにくいので、取り扱いに注意。

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ジャスミンの効果・効能

主な作用

抗うつ作用、催淫作用、催乳作用、子宮強壮作用、消毒作用、鎮けい作用、鎮静作用、通経作用、皮膚軟化作用、分娩促進作用

心への作用

エンケファリンや、快感ホルモンと呼ばれるドーパミンの分泌を活性化し、精神に活力を与える効果が期待できます。困難に直面して自信を失ってしまったときなどにおすすめです。また、鎮静作用、催淫作用があり、不安や不満を解消して気持ちをほぐす働きもします。インポテンツや冷感症などの性的障害にも有効です。

うつ・マタニティーブルー

身体の作用

子宮の収縮を強めて痛みを緩和する作用があります。月経痛やPMSをやわらげるのにも有効ですが、出産の痛みを緩和し、分娩を助けるのにも優れた働きをします。子宮強壮や催乳といった作用もあり、マタニティーブルーのときにもおすすめです。

子宮の強壮・分娩の促進・母乳の分泌をよくする・生理を起こさせる・月経痛・更年期障害・性欲を高める・冷感症、インポテンツ

肌への働き

エモリエント作用があり、肌をやわらかくして潤いを与えます。特に乾燥肌や敏感肌のお手入れに効果を発揮。心に働きかける作用の強い精油なので、ストレスによる肌トラブルの解消にも役立ちます。

肌を柔らかく滑らかにする・乾燥肌・敏感肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

ローズオットーとのブレンドは女性の強い味方。ホルモンバランスを整えて子宮を強壮するだけでなく、肌にハリと潤いも与えます。フランキンセンスやサンダルウッドとの組み合わせも美肌に効果的です。柑橘系やラベンダーとのブレンドは、妊娠線や傷跡を目立たなくさせます。

特に合う精油

オレンジ・スイート、サンダルウッド、ローズウッド

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