メリッサ(レモンバーム)

子宮の強壮や消化の促進などに効果的な精油

レモンに似た清涼感のある香りがすることから、「レモンバーム」の別名をもつメリッサ。そのフレッシュな香りは、心を陽気に明るくして、混乱した心のバランスを取り戻してくれます。スイスの医師、パラケルススが「生命の万能薬」と呼んだメリッサは、古くから心臓の鎮静作用を示す薬として利用されてきました。花にミツバチが引き寄せられることから、ギリシャ語の「ミツバチ」を意味するこの名がつけられました。子宮の強壮や消化の促進などにその効果を発揮します。採油量が非常に少なく高価な精油です。

メリッサ写真1メリッサ写真2メリッサ精油写真3

メリッサ(レモンバーム)のデータ

学 名
Melissa officinalis
英 名
Melissa(Lemon balm)
科 名
シソ科
抽出部分
花と葉
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
フランス、スペイン、ドイツ、イタリア
主成分
シトラール、ゲラニオール、シトロネラール、シトロネロール
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
レモンに似た、すがすがしいフローラルな香り
ノート
ミドル
使用上の注意
妊娠中、授乳中の使用を避ける。刺激が強いので、使用量、濃度に注意すること。

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ペパーミントの効果・効能

主な作用

強心作用、強壮作用、血圧降下作用、解熱作用、健胃作用、抗アレルギー作用、抗うつ作用、子宮強壮作用、消化促進作用、鎮けい作用、鎮静作用

心への作用

鎮静作用、抗うつ作用、強壮作用があり、感情が乱れているときに心を落ち着かせる効果があります。さらに、心に活力を与え、明るく前向きな気持ちに導く作用もあり、精神的なショックから立ち直りたいときや、喪失感をやわらげたいときに有効です。

リラックス・不眠・うつ

身体の作用

心臓を刺激して賦活する作用と鎮静作用があるので、血圧や心拍を下げて心臓の負担を和らげることができます。月経周期を整えて月経痛を緩和するのにも有効です。消化促進作用もあり、特にストレスによる消化器の不調に効果を発揮。消化不良や吐き気、胃痛などの症状を改善します。抗アレルギー作用があるので、花粉症にも有効です。

消化不良・吐き気・血圧を下げる・動悸・ぜんそく・頭痛、偏頭痛、めまい・月経痛・生理を起こさせる・PMS

肌への働き

抗アレルギー作用や抗炎症作用があり、アトピー性皮膚炎、じんましん、湿しんなどの症状に効果を発揮し、かゆみを鎮めてくれます。頭皮の脂っぽさを抑える働きもあり、抜け毛の予防にも有効です。

虫刺され・ヘルペス・脂性肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

花の甘さのある香りとよく合い、ラベンダーやゼラニウムとのブレンドは心を癒す効果があります。濃厚な甘さのイランイランと合わせると呼吸を落ち着かせるのに有効です。レモンやレモングラスともなじみがよいです。

特に合う精油

ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン

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