パルマローザ

胃腸の感染症や肌のトラブルに効果的な精油

パルマローザは、モティアとソフィアとの2つの種類があり、精油の香りも異なります。モティアのほうが高品質で高価、ソフィアのほうはジンジャーグラスとも呼ばれています。香りがややローズに似ていることから、ローズの精油の偽和剤に使われてきたほか、香水や化粧品、石けんの香料としても利用されています。胃腸の感染症や肌のトラブルに効果を発揮します。

パルマローザ写真1パルマローザ写真2パルマローザ精油写真3

パルマローザのデータ

学 名
Cymbopogon martini
英 名
Palmarosa
科 名
イネ科
抽出部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
インド、ブラジル、インドネシア
主成分
ゲラニオール、リナロール、酢酸ゲラニル
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
バラに似た、フローラルで軽い香り
ノート
トップ
使用上の注意
妊娠中の使用を避ける。

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パルマローザの効果・効能

主な作用

解熱作用、抗ウイルス作用、細胞成長促進作用、殺菌作用、消毒作用

心への作用

心配事やストレスを抱えて落ち込んだ気持ちをやさしく癒し、心をゆったりとくつろがせる鎮静作用と、気持ちを明るく前向きにして、心を元気づける働きをあわせ持っている精油です。感情のバランスを取り、心を安定させてくれます。

神経衰弱・リフレッシュ・リラックス

身体の作用

免疫賦活作用があり、疲れがたまっているときや病後などに効果を発揮します。抗炎症作用と鎮痛作用があるので、膀胱炎や尿道炎、腟炎などの泌尿器の不調や、気管支炎などの呼吸器の不調にも有効です。子宮の収縮を促すので、分娩のサポートに用いられることもあります。

感染症による消化器の不調・感染症時の室内清浄・風邪、インフルエンザ・感染症などによる発熱・鼻炎、気管支炎・子宮の強壮

肌への働き

皮膚細胞を活性化する働きがあるので、肌にハリや潤いを取り戻す効果が期待できます。皮脂バランスを整える働きもあるので、どんな肌タイプでも使えます。頭皮の皮脂バランスも整うので、フケを抑えるのにも有効です。殺菌・抗炎症作用があるので、ニキビや湿しんのケアにも効果があります。

肌細胞の再生を促す・シワ・感染症の皮膚疾患の改善・しみ、くすみ・肌荒れ

おすすめの利用

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケア

相性のよい精油

スキンケアに使われる精油と相性がよく、相乗効果で美肌へ導いてくれます。イランイランやサンダルウッドとのブレンドは、香りに濃厚な甘さが加わります。さわやかな香りが好みの場合は、ローズウッドを合わせるとよいでしょう。そのほか、ゼラニウムやローズなど、同じ芳香成分を持つ香りともなじみやすいです。

特に合う精油

プチグレン、イランイラン、サンダルウッド

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