タイム

重厚感の中に甘さが漂う強いハーブ調の香りが特徴の精油

タイムは、料理の風味づけによく使われるハーブとして知られています。精油のなかでももっとも強い抗菌特性を持ち、非常に強く、濃厚な甘さを漂わせる独特の香りが特徴です。ギリシャの神殿では、祭壇に焚かれる薫香として用いられていました。中世のギリシャでは、タイムを枕の下に入れておくと、悪夢を防いで安眠を助けてくれるものと信じられていました。高い抗菌作用を持つことが古くから知られており、古代エジプトでミイラの防腐剤として使われた多くのハーブのひとつでもあります。強い抗菌作用があるので、掃除をするときにも重宝します。

タイム写真1タイム写真2タイム精油写真3

タイムのデータ

学 名
Thymus vulgaris
英 名
Thyme
科 名
シソ科
抽出部分
抽出方法
水蒸気蒸留法
主産地
フランス、スペイン、モロッコ、イギリス
主成分
チモール、p-サイメン、テルピネン、リナロール
香りのタイプ
ハーブ系
香りの特徴
さわやかなハーブ調の、甘い香り
ノート
トップ~ミドル
使用上の注意
強力な精油で皮膚を刺激することがあるので、濃度に注意すること。妊娠中、高血圧症の場合は使用を避ける。

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ゼラニウムの効果・効能

主な作用

強壮作用、去たん作用、血圧上昇作用、抗リウマチ作用、殺菌作用、殺虫作用、刺激作用、消毒作用、食欲増進作用、鎮咳作用、鎮けい作用、通経作用

心への作用

去たん作用があり、心の疲労を回復し、元気づけるのに役立ちます。脳を活性化させる作用もあるので、集中力や記憶力を高めたいときにも有効です。作用が穏やかなので、適切な濃度で使用すれば、思春期のストレスケアにも効果を発揮します。

ストレス・不眠・神経衰弱・頭をすっきり明快にする・うつ・集中力を高める

身体の作用

高い抗菌作用や抗ウイルス作用があり、風邪や感染症の予防に優れた効果を発揮します。呼吸器系の痛みや炎症をやわらげるのにも有効です。血圧を上昇させる作用もあるので、めまいなどに悩まされる低血圧の人にもよいでしょう。

血圧を上げる・風邪・気管支炎・喉頭炎、咽頭炎、口内炎・扁桃炎・・消化不良・関節炎、、筋肉痛・痛風、リウマチ・頭痛、偏頭痛・膀胱炎

肌への働き

消毒作用や刺激作用があるので、頭皮を清軌こ保って、フケや脱毛を防ぐ効果が期待できます。強い殺真菌作用もあるので、水虫のケアにも役立つ精油です。傷やおできなどの炎症を鎮め、治りを早める働きもあります。

湿疹・切り傷・ニキビ・やけど・虫刺され・脂性肌

おすすめの利用法

芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、ハウスケア

相性のよい精油

頭をすっきりとさせて集中力を高めるには、ペーパーミントやレモンと組み合わせます。明るく前向きな気持ちになりたいときには、マンダリンとのブレンドがおすすめです。すっきりとしたフローラル系の香りともよく合います。

特に合う精油

サイプレス、ユーカリ、レモン

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